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食中毒.食べ物アレルギー.食品添加物

これからは、食中毒などが増える時期です。
特に、子供や老人は注意が必要です。
しかし、同じものを食べても、症状が出る人と出ない人がいます。

この差は何でしょうか?

中医学では、これを胃腸(脾:ひ)の強さの違いと考えています。
脾の働きは(消化→吸収段階)、胃でドロドロにした、食べ物から、必要なものと、不必要なものを分別して必要なものは吸収、いらない物は、便に送ることと考えています。
つまり、胃腸の働きがしっかりしていれば、多少、悪い物を食べてしまっても、自分の力で、いらないものを排出できるのです。
別の言い方をすれば、消化管の中は、まだ、体の外側ともいえます。
チクワで言えば、焼き目がついているほうが皮膚、中の穴は消化管です。
この、内側の管(=胃腸)から、体に入るときに、しっかり消化して、必要なものと、不必要な物をしっかり分別すればよいのです。

食中毒に限らず、食べ物アレルギーでも、食品添加物でも同じことです。
お困りの方はご相談ください

もちろん、体によくないものを食べないのが一番なのですが、たとえ消化管に入ってしまっても、それを上回る処理能力があれば困ることはないのです。
脾(=胃腸)の力が落ちている証拠は、便が乱れたり(ゆるかったり、毎日出ない)、食欲が乱れたり(なかったり、ムラがある)、食後眠くなってしまったりすることです。
つまり、邪魔なものの処理能力も充分に発揮できていないのです。
漢方薬は、胃腸の働きを助けることで、消化能力をあげ、同時に有害なものを取り込まない体を作ることができます。

お困りの方は、ご相談ください。

執筆:テンミョウ薬局 天明勉

2013年8月28日