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肝臓と倦怠感

肝臓と倦怠感

最近「倦怠感」を訴えるお客様が大変増えております。

倦怠感にも色々な原因があり、秋口ですと夏の疲れが胃腸を侵し、だるさや気力の減退などを招くケースも多く見られますが、特に問題になるのは「肝臓が疲れている」場合です。

 肝臓はそもそも身体の中で最も重要な臓器の一つであり、その働きは非常に多く、腸で吸収された栄養素を分化・合成したり(コレステロールの調整)、糖分を貯蔵する事で血糖を調節したり、さらには体にとって害となるものの解毒までをこなしてくれています。

 しかし、50年前と比較すると我々が摂取しているダイオキシンや水銀、食品添加物などの「毒素」はなんと50倍になっているという説もあるほどで、肝臓の大半の働きが解毒に傾く事で肝臓のその他の働きが制限されてしまい、倦怠感などの不調が出て来るケースが増えています。

 「沈黙の臓器」と言われ、なかなか文句を言わない我慢強い肝臓ですが、それだけに不調を実感した時にはかなり症状が進行している事が多く、大きな病気につながります。

 特に生活習慣の乱れ、アルコール、喫煙などは肝臓に大きな負担を強います。当店では「田七(でんしち)人参」を用いた漢方製剤が肝機能を回復させ、活力を与える大きな力となっております。 お酒を好まれる、血糖、コレステロール値が上がった、身体の疲れが取れないなどなど。お心当たりのある方は疲弊した肝臓が声を上げる前に是非ご相談を。「肝腎かなめ」の肝臓をどうか労ってあげて下さい。

2013年9月19日