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漢方は病名ではなく症状で選びましょう

例えば喘息や咳発作のご相談は通年で多いのですが一言に「喘息発作」と言っても肺に熱が入り込んで起こる肺熱タイプ(麻杏甘石湯などを用いるケース)と肺に寒が入り込んで起こる肺寒タイプ(小青竜湯などを用いるケース)があり、寒熱という性質は真逆であることにご注意。

医療現場で頻用されている小青竜湯の適応を見ると「気管支喘息」と書かれてますが気管支喘息=で使う怖さとそれが当たり前のように間違って使われてる怖さに直面することがあります。

病名で漢方薬を選んでしまいますとこうした寒熱や虚実と言った性質については見落としがち・・というよりは見もしないで処方に至る、あるいはご自身でドラッグストアなどで選んで服用してしまうという危険がありますので漢方薬は必ず専門知識のある専門薬局、薬店などでご相談いただいてから服用するようにして下さい。

2018年2月13日