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風邪の治し方の分類

「風邪がいつまでたっても治らない」
それはきっと治し方を間違えてます。
漢方で風邪の治し方を大きく分けると

・悪いものを汗かかせて追い出す
・治すエネルギー不足を補う

このいずれか、となります。皆さんがよくお使いになる葛根湯や小青竜湯は前者でこれらは解表剤と呼ばれるカテゴリの漢方薬。また、後者は補中益気湯や衛益顆粒など「補剤」と呼ばれるいわゆる回復剤。これらをきちんと使い分ける必要があります。例えば体力を大きく消耗していたり、汗をかきすぎて脱水状態になっているような方に汗をかかせてしまう葛根湯や小青竜湯を飲んだら・・。怖いですよね。こういう場合には体力を回復し、病気を自分で治すためのエネルギーを作れるようにする補剤が活躍する、というわけです。

風邪が慢性化してる人は症状抑える西洋薬だけに頼ってませんか?

予防を考える上でも普段から衛益顆粒などを飲んでいる方はそもそも風邪を引きづらくなるのでお勧めです。
もちろん冬の大大大定番の人気商品の板藍茶、板藍のど飴も有効です。

執筆:漢方のスギヤマ薬局 杉山卓也

2017年11月6日