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肩こりの中医学的ケア

日本人の国民病とも言える「肩こり」。主な原因は、筋肉の緊張や血流の悪化です。デスクワークや長時間のスマホ操作などで、同じ姿勢を続けると首や肩の筋肉が疲労し、血流が滞りやすくなります。また、ストレスも肩こりを悪化させる要因で、心身の緊張が筋肉に影響を及ぼします。冷えも血流を悪化させ、筋肉の柔軟性が失われて痛みを引き起こします。改善方法としては、何よりもまずは定期的にストレッチや軽い運動を取り入れて、血流を促進し、筋肉の緊張を和らげることが大切です。温めることも効果があり、ホットタオルや入浴で肩周りを温めると血流が改善させます。

また、適度な休息やストレス管理も重要!ストレスで筋肉が緊張することで肩こりは顕著に増悪します。脇腹の痛みなどを伴う場合はこの可能性が高いです。また、中医学では肩こりの「体質分類」も可能です。貴方にはこのような肩こりはありませんか?

・ 右だけ肩こり→ストレスが主原因  

・左だけ肩こり→胃腸の弱りが主原因  

・回すとバキバキ、揉むと嫌がる→血行不良(瘀血) 

・揉むと気持ち良い→血液不足(血虚) 

・雨で増悪→体内に水分停滞(水滞) 

このように「固有の肩こり」が必ず存在します。それをきちんと分析し、その人の体質に合わせた漢方薬をお選びすることで効果的な肩こりケアができます。

お悩みの方はぜひご相談下さい!

2024年11月29日