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目のトラブルに対して

目のトラブルの大半は平均寿命が伸びてきた近現代の疾患であると認識してもいいのかもしれません。

それはすなわち老化現象によるものであることが多分にある、ということであるわけなのですが、実はこの老化に現代の問題ある生活習慣(目の酷使、運動不足、ストレス、高血圧などの生活習慣病など)が加わる事で目の周囲の毛細血管への血流障害などが起こる事でさらに目へのダメージを大きくします。

ちなみに漢方で言えば目病は「肝」と「腎」の病として定義されており、この肝と腎の機能を正常化させる事で様々な目の病を改善させる事が可能になります。

弱った視神経や網膜に良い作用をもたらすものとして、ポピュラーなものには「杞菊地黄丸(こぎくじおうがん)」がありますが、これは目に潤いを与え、病の原因となる熱を冷ます力があります。
目のトラブルにおすすめの漢方

ただ、近年では目の充血や痛みを合わせて訴える方が多く、こういうお悩みの方には「滋腎明目湯(じじんめいもくとう)」という少々マニアックではありますが大変に良く効く漢方薬もございます。

どちらもとても良い処方になっておりますので、慢性、あるいは急性でも目のお悩みがある方にはぜひともお勧めしたいアイテムです。

眼病は生活習慣病であるという認識を持って、体と同じように疲れたら休めることを心がけましょうね!

執筆:漢方のスギヤマ薬局 杉山卓也

2013年8月28日