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緑内障と漢方で上手に付き合う

緑内障と漢方で上手に付き合う

現代病と言える目の酷使による目の様々な疾患のうち、やはり相談の件数が多いものはと言われれば「緑内障」があげられます。緑内障とは眼圧の上昇により視神経が傷害され、視野が欠損、最終的には失明に至る怖い病気とされています。眼圧は目の中にある房水というものの量により決まるのですが、この排泄能力が悪かったり、排泄するところに体の不純物などが貯まることで上がってしまいます。点眼や手術による治療が一般的ではありますが、漢方薬でも進行の予防と改善が可能になるのをご存知でしょうか。

緑内障の場合、急性期の激しい頭痛や視力減退などを伴うもの、あるいは慢性化し、眼圧の変動はない、あるいは正常値でも視野の欠損が進むなどの場合とそれぞれ用いる漢方薬は異なります。漢方の場合ですと、直接的に眼圧を下げる即効的な役割ではなく、緑内障の根本原因と成る、代謝能力の低下、加齢、ストレスなどの全身症状を総合的にケアすることで各部の不調を解消し、緑内障自体の進行原因を治療していくことが目的となります。

具体的なお薬としては「飲む目薬」と言われる杞菊地黄丸(こぎくじおうがん)がいずれのタイプでも非常に効果を期待できる漢方薬ですが、イスクラ産業の杞菊地黄丸には本来の飲み方である「蝋皮丸(ろうひがん)」のご用意があり、その効果も錠剤や粉薬と比較しても頭一つ出ている実感があります。この他にも緑内障の原因とされる「痰湿(たんしつ)」という病体質を治すためにその方に適した漢方の合わせ技が更に効果を高めます。大切な目の為に。お悩みの方は是非ご相談下さい。

2016年10月18日