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秋の呼吸器や皮膚トラブルはなぜ起こる?

秋の呼吸器や皮膚トラブルはなぜ起こる?

夏までのベタベタ湿気がおさまってくるとやはり日中から夜間まで過ごしやすくなりますよね。

でも今度はなぜか呼吸器の不調(空咳、気管支炎、喘息の増悪、痰が増えるなど)が増えたり、皮膚系のトラブル(乾燥肌、皮膚炎の増悪など)が増えてくるようになります。これは一体なぜなのでしょうか?
秋の時期は中医学的に言えば「肺」に負荷のかかる時期です。
肺はもちろん呼吸器を支配する部位ですので、秋の時期が肺を侵すことで呼吸器のトラブルが起こるのはイメージしやすいと思います。ではなぜ皮膚トラブルが増えるのはなぜなのか?

実は中医学で言うところの「肺」は皮膚や粘膜、そして大腸と深いつながりのある部位としても考えられているのです。
ですから肺の失調は皮膚の失調とも連動します。

9月の終わりから10月にかけての呼吸器、皮膚、便秘などの失調が現れる方は非常に多いもの。だからこそ今頃から乾燥が増し、乾燥に弱い肺のケアはとても大切になります。漢方薬、中成薬として肺を潤す八仙丸(はっせんがん)や肺の機能を高める冬虫夏草(とうちゅうかそう)や衛益顆粒(えいえきかりゅう)などを中心に、肺の根本ケアが可能です。

皮膚や呼吸器に季節ゆえの不調を感じる方はぜひご相談下さい!

2019年9月10日