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~冬の危険な一面を~ 血液不足で高血圧・高血糖が起こる

冬の時期になると血圧や血糖値が上がります。

血圧は知っているけど血糖値も上がるの!?と思った方もおられるかと思いますが、実はこれは中医学の観点から考えると意外としっくり来るんです。
冬には「冷え」が常に存在しますよね。冷えによる刺激は「寒邪」と呼ばれ、血管を収縮させたり血液循環を低下させます。これは急性の「瘀血(血液循環の停滞のこと)」と考えることができます。血液の流れが滞れば血液は汚れます。血管には負荷がかかり、血圧が上がったり、血液の質が低下することで血糖値やコレステロール値が上がることにも直結してしまう、というわけなのです。冬の時期には急性の梗塞などが1年のうちで最も多発するのも同じメカニズムです。収縮した血管に血液が流れなくなることで様々な危険性が増す、ということですね。

これに対して漢方薬はこうした冷えの害である「寒邪」を体内を温めることで除去し、血管の収縮を抑え、血液の流れを改善しながら浄化していくものが存在します。こうした漢方薬を毎日服用しておくことで様々な生活習慣病の予防、改善を行うだけではなく、こうした急性な危険を防ぐことも合わせて行うことができます。

特に高齢の方や高血圧、高血糖、高コレステロール血症の生活習慣病をお持ちの方にはリスクを減らす非常に良い選択肢となりますのでぜひご相談いただければ、と思います。

2020年1月25日