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自律神経が疲れやすい季節

暖かい日と寒い日が交互にやってくるような季節の変わり目ですね。 春の訪れを感じる良い時期ではありますが、実は最も自律神経のバイオリズムが不安定になる時期でもあります。当店でも今週の頭から自律神経に関する訴え、お悩みでパンク状態の現状です。これは漢方で言えば感情やイライラ、怒りなどの強い自律神経をつかさどる「肝(かん)」が失調しやすくなる事が原因です。 めまい、耳鳴り、動悸、イライラ、不安感、不眠、理由のない焦りなどが急に出て来た、あるいは悪化したと言う方は漢方薬の服用が何よりも効果的です。 自律神経を悪化させる要因はこの他にも疲労、ストレス、加齢、糖分の過剰摂取、化学物質(医薬品を含む)の服用、運動不足、冷え性などがあります。 原因を見ると現代人にとって自律神経の失調症は非常にポピュラーなものになっているのが納得できますね。当店では漢方薬による根本原因の改善を第一として運動法、食事法なども合わせてご相談をいただいた方一人一人にケアの対策法をお作りしております。特に普段から向精神薬、抗うつ剤、安定剤に眠剤などを常用されておられる方は薬の効果が悪くなったように感じて医師から更に薬を増量されるケースがありますが、薬の増量は慎重にすべきと思います。 気持ちのいい春を元気に迎える為にお悩みのある方は是非一度ご相談ください。

執筆:漢方のスギヤマ薬局 杉山卓也 

2014年3月11日