なんだか最近やたら疲れる・・それになんだか何もしたくない、気力が湧かないな・・そんなふうに感じている方は多いと思います。

体を動かすためにはエネルギーである「気（き）」と血液である「血（けつ）」が両方とも必要である、と中医学では考えます。そして残念なことに気と血、いずれかが減るとそれに引っ張られる形でもう片方も消耗、不足してしまうことが多く見られます。これを中医学では「気血両虚（きけつりょうきょ）」と呼びます。この状態になると上記した不調の他にも食欲不振、たちくらみ（貧血症状）、低体温、感染症にかかりやすい、内臓の下垂、慢性の下痢や便秘など様々な不調があらわれることになります。

対策としてはまずはゆっくりと休む時間と睡眠の確保が何よりも大事です。こうした病態の改善を考えた場合、睡眠時間は少なくとも７時間程度を確保する必要があります。食事は胃腸に優しい消化の良い温かいものを野菜を中心に摂りつつ、鶏肉や海藻など血を補うものも積極的に摂ると良いでしょう。その上で気を補う漢方薬や血を補う漢方薬などを合わせていけばさらに効果的です。漢方薬には気と血を同時に補うことができる便利な漢方薬がいくつもあります。

例えば「芎帰調血飲第一加減（きゅうきちょうけついんだいいちかげん）」をはじめとしてお客様の体質に合わせてお選びできる漢方薬がございます。
辛い不調を脱するためのお手伝いができると思いますのでお悩みの方はぜひご相談ください！