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中医学で見るのぼせや耳鳴りの原因

春はのぼせが非常に増える時期です。

これはなぜか?春の時期は中医学で「肝」と呼ばれる場所が失調する時期です。肝には体やメンタルを動かすためのエネルギーを循環させる、という働きがありますが、失調することで巡りが悪くなります。このエネルギーは「熱」の性質を持つため、巡りが悪くなると全て上半身に上昇してしまいます。この熱によってほてりや耳鳴りが生まれるわけです。

めまい以外にも赤みの強い吹き出物や酒さ様皮膚炎や高音の耳鳴りなども生まれることがあります。これらは中医学的には全て「熱病」として定義されているものばかりなので納得がいくのですが、西洋医学的には春にこうした症状を特定することはできずにどうしても「原因不明」となりがちです。中医学だからこそ認識できる春の「熱症状」しっかりと対策できる漢方薬がありますのでお困りの方はぜひご相談下さい。生活習慣の見直しと共に改善のための知識をお届けさせていただきます。

2024年3月13日