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「気滞」にご用心!

中医学には「気滞」という病態があります。

これは「体を巡る「気」が滞っている状態」なのですが、体を巡っているエネルギーである「気」の循環に異常が起きることによってイライラ、精神不安定、ガス腹、頭痛、生理不順などの不調が起こることがあります。

原因の多くは「ストレス」を継続的に受けることにより発症します。気滞になると上記した不調に加えて、食いしばりや歯ぎしり、そして肋骨の横辺りに痛みを感じることもあります。

朝起きた時に顎が痛む、というのも良く見られる症状です。こうした気滞症状による「痛み」はなかなか厄介なもので、生活の中でできることはまずはストレスケア。ストレス源からできるだけ距離をとったり、自分なりの気晴らしをこまめに盛り込むなどの対策が有効です。食いしばりや歯ぎしりに関しては口腔外科や歯医者などでマウスピースを貰って物理的に対策することも有効でしょう。

気滞による痛みによく使われる漢方薬としては「四逆散(しぎゃくさん)」などが一般的です。

気の滞りを晴らしながら筋肉の痙攣や痛み、炎症を上手に取ってくれる効果がありますのでお悩みの方にはぜひお勧めしたいと思います。

「私のことだ」と思われた方はぜひご相談下さい!

2024年10月2日