痰湿、溜め込んでいませんか?
年が明けて少し経った頃から、「頭がふわふわする」「体が重だるい」「やる気が出ない」そんな不調を感じていませんか?この時期に多いこうした症状、中医学では「痰湿(たんしつ)」が関係していることがよくあります。
痰湿とは、体の中に溜まった余分な水分や老廃物のこと。年末年始は、食事量の増加、脂っこい料理、甘いもの、お酒、生活リズムの乱れなどが重なり、胃腸(中医学でいう「脾」)の働きが低下しやすくなります。その結果、水分をうまく処理できず、痰湿が体内に停滞してしまうのです。痰湿が溜まると、・頭が重い、めまいがする・体がだるく、朝起きづらい・胃がもたれる、食後に眠くなる・気分がスッキリしない、といった症状が現れやすくなります。特に「めまい+だるさ」の組み合わせは、痰湿タイプの代表的サインです。対策の基本は、「溜めない・動かす・温める」。まず食事は、食べすぎを避け、よく噛み、腹八分目を意識しましょう。冷たい飲み物や甘いもの、脂っこい料理は控えめに。大根、ねぎ、生姜、きのこ類など、余分なものを外に出す食材がおすすめです。次に、軽い運動や散歩で体を動かすこと。汗をかくほどでなくて構いません。「巡らせる」意識が大切です。そして首・お腹・足首を冷やさないこと。体を温めることで、痰湿は自然と排出されやすくなります。
溜まった痰湿を除くための漢方薬での対策は「温胆湯」がオススメ。年明けの不調は、「気合い不足」ではなく体からのサイン。「もしかして痰湿かも?」と気づけた今が、立て直しのチャンスです。無理をせず、体を軽くする養生を意識して、春に向けてコンディションを整えていきましょう。
2026年1月27日
