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冬の乾燥に漢方の力を!

冬の乾燥は厄介なものですよね。

かゆみをはじめとしてシワやくすみなど美容の大敵の原因にもなりえます。

冬の乾燥対策として、多くは外部からの肌ケアに力を入れられる 方が多いと思います。
ただ、それでは効果としては残念ながら不十分です。冬の乾燥には内部(内臓)からの潤いづくりが求められます。

冬の乾燥は主に寒邪(かんじゃ)と燥邪(そうじゃ)と言われる2つの外的要因によって作り出されますが、これと同時に体の内部にも血液の不足(血虚)や体液の不足(陰虚)があると乾燥の原因になります。乾燥は冬に増悪はするけれども季節を問わずカサカサしている、という人の場合は特にこの可能性が高くなります。血虚の場合は血を補うために婦宝当帰膠のような蔵 血能力を高める漢方薬がオススメです。 また、陰虚という体液が不足する病態の場合も「補陰剤(ほいんざい)」と言われるカテゴリの漢方薬である「八仙丸(はっせんがん)」、「麦味参顆粒(ばくみさんかりゅう)」、「艶麗丹(えんれいたん)」などが非常に有効です。 乾燥に対して水をどんどん飲んでも残念ながら潤いが増すわけではありません。むしろ過剰な水分摂 取は胃腸を傷める原因になりますのでやめたほうが良いでしょう。大切なのは「乾燥の内臓的な原因」を見定めて効果的なケアを行うことです。お悩みの方はぜひご相談ください!

2019年12月19日