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夏の食欲不振に使える漢方薬

猛烈な夏の暑さ自体にも注意が必要ですが、この暑さによって「食欲」が奪われてしまうことにも注意が必要です。
胃腸系が暑さでやられてしまうと貴重な栄養の消化吸収に影響が出てしまいます。
そこから重篤な熱中症に繋がる可能性もあるので胃腸系の機能を保護することが大切です。

まず生活習慣として心がけてほしいのは「冷たい飲食物を控える」「消化に難のある飲食物を控える」「お腹を冷やさない」などがあります。これらはいずれも胃腸系の機能を低下させてしまう原因になるのでご注意ください。

また、それでもどうしても冷たいものへの欲求などが抑えられない場合には漢方薬の使用もご検討いただければ胃腸機能を支える力となります。具体的にオススメの漢方薬としては食欲がなく、全身倦怠感や下痢が起きている時→勝湿顆粒
食欲がなく、体が動かせないくらい疲れている→健胃顆粒
食欲がなく、汗が止まらない→清暑益気湯or麦味参顆粒

などなど、食欲がない+αの症状を見ながら適正な漢方薬を使っていくことで症状の改善に繋がります。
胃腸系の働きを改善させるためにはその原因となっているものも一緒に改善していく必要がありますので、ぜひご相談ください。

夏の暑さによる胃腸系のダメージは夏の中盤から終わりにかけて「夏バテ」を生みます。今はまだ大丈夫、と放置せずに早めの生活改善や漢方薬を役立てることをぜひご検討してみてください!

2020年8月29日