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恒常性を保とう

人間の体には「恒常性(こうじょうせい)」というものが備わっています。

恒常性というのは生物のもつ重要な性質のひとつで、生体の内部や外部の環境因子の変化にかかわらず生体の状態が一定に保たれるという性質、あるいはその状態を指します。
つまりこの恒常性が保たれている間は体の不具合は正され、元気をキープすることができるわけです。いわゆる「免疫力」などもここに入るかと思います。しかしこれが加齢、疲労、ストレス、不眠、乱れた生活習慣によって機能が低下してしまうと体は「健常状態への修復」がうまくできなくなってしまうわけです。そうなると様々な慢性病への扉が開くことになります。

ガンなどはまさにその典型例と言えますね。

漢方薬はこうした体の恒常性を守ることに期待ができます。

恒常性を壊す原因になっているものを見定めた上でそれを取り除いたり、力を補うことで恒常性を回復させたりすることを目的としています。「朝起きた時から疲れている」とか「今まではすぐに元気になったのに」とか「頻繁に体調を崩すようになった」などと思われている方は漢方薬がお役に立てる案件だと思いますのでできればお早めにご相談いただければと思います。ましてこの夏場は暑さと冷えという大きな負荷がのしかかってくる時期ですので、恒常性が大ピンチになるタイミングです。

しっかりと自分の回復力をつけて元気を作りましょう!
お気になるようであればぜひご相談くださいね。

2021年8月21日