人間の心と体を動かす重要なエネルギーとして中医学には「気」という概念が存在します。

毎日健康に過ごしたい！健全なメンタルで過ごしたい！という場合に大切なのはいかにしてこの気を作り、体の隅々にまで流すか、ということです。そもそも気は胃腸と肺で作られます。すなわち「飲食」と「呼吸」ですね。食事を美味しく食べることができ、それをきちんと消化吸収することがまず何よりも大切です。

もともと胃弱の方や暴飲暴食やストレスで胃腸系が傷んでいる方の場合、ここに障害が起きて気の生成が上手くいかない場合があります。ですからまずは胃腸系が元気に働いているのか、そして胃をいたわる生活ができているのかを確認した上で機能の低下が起きている場合は「補脾健脾薬（ほきけんぴやく）」と言われる漢方薬（心脾顆粒や補中益気湯など）で気を作ることができるようにすることも可能です。また、ストレスはせっかく作った気の流れを停滞させてしまうので「理気薬（りきやく）」と言われる漢方薬（逍遥顆粒や半夏厚朴湯など）を使うこともあります。

更に肺の働きが悪く、呼吸機能が低下している場合も体の気が上手く作られず、皮膚の不調や感染症にかかりやすくなるという弊害が起こる可能性があります。こうしたケースの場合は肺を元気にする漢方薬（衛益顆粒など）を使うこともあります。

心身を元気に保つために貴方の「気」の状態を確認してみませんか？いつでもご相談下さい！