今や日本国民の４人に一人が予備軍、とされる糖尿病ですがあまりどういう病気か知られていないように思えます。糖尿病はインスリンが十分に働かないために、血液中を流れるブドウ糖という糖（血糖）が増えてしまう病気です。インスリンは膵臓から出るホルモンであり、血糖を一定の範囲におさめる働きを担っています。インスリンの分泌が悪い方、あるいはインスリンの効きが悪い方の２つのタイプがありますがいずれの場合も血糖の濃度（血糖値）が何年間も高いままで放置されると、血管が傷つき、将来的に心臓病や、失明、腎不全、足の切断といった、より重い病気（合併症）を起こす怖い病気です。

初期症状がほとんどなく、健康診断などで空腹時血糖やHbA1cなどの数値に異常が見られることで発見されることが多く、無症状でも放置せずにまずは生活習慣の見直しから始めることが大切です。具体的にはまず糖質の過剰摂取、甘いものは食べていない！という方でも白米、パンや麺などの炭水化物は糖質を多く含みますので食べすぎている方は注意しなくては同じことです。更に肥満の方や痩せていても内臓脂肪の多い（運動不足が原因）の方はインスリンの効きが悪くなる傾向にあるのでこちらも生活の改善が必要です。継続的なウォーキングなどの運動やダイエットが有効です。それでも効果が漢方薬での対応も可能です。

糖尿病は「瘀血（おけつ）」と言われる病態など原因が複数存在しますので適正な漢方や自然薬で対応いたします。お悩みの方はお早めにご相談下さい。