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秋バテ対策に漢方薬を

9月から10月にかけて「秋バテ」のお悩みが増えてくる時期です。症状としては夏に冷たいものを飲みすぎたり冷房で体を冷やしすぎたりして食欲不振や慢性のだるさなどが出てしまったものを指します。あるいは、夏の暑さに体がまいってしまっている状況でも起こります。それぞれ原因がわからないとどう対処したら良いかわからないですよね。冷えについては冷たいものの摂取をできるだけ控えつつ、消化に優しいものをしばらく食べるように心がけてください。エアコンを使う必要がまだある場合は直接風に当たらないように気をつけると良いでしょう。暑さバテしてしまっている場合は中医学的には「気陰両虚(きいんりょうきょ)」という病態に陥っている可能性が高いのでこれを改善するために「麦味参顆粒(ばくみさんかりゅう)」という漢方薬が非常に有効です。気とは体のエネルギーのこと、陰とは体の潤いのことを指し、麦味参顆粒はこの両方を消耗した分しっかりと補ってくれる力があります。また、胃腸の不調が起こり、食欲が落ちて食事が摂れなくなっている方にお勧めなのが「健胃顆粒(けんいかりゅう)」や「健脾散(けんぴさん)」という漢方薬です。機能が落ちてしまった胃腸を整えて食欲を回復したりそれに伴う下痢や軟便を改善する力があり、秋バテに伴う胃腸や腸の不調に非常に有効に使うことが出来ます。対策として大切なので原因をしっかりと見極め、それに対する生活習慣や漢方薬を用いることです。

お悩みの方はぜひご相談ください。

2023年9月13日