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漢方の冷え対策いろいろ!

この記事を書いている今日はなんと11月にも関わらず気温が26度という異常な気温を示しています。異常気象ここに極まれり・・という感じではありますが、さすがに11月の末からは冷えが広がっていきます。夏が長い、あるいは秋が暖かかった年には例年よりも冷えによる不調が起きやすくなる傾向になるかと思います。

冷え対策の基本は外邪(がいじゃ)と内寒(ないかん)という体の外と中のケアが大切です。外邪というのは外から入り込んでくる冷えのことで、これは寒い外気に長時間当たることで風邪をひいたり冷えが助長してしまうことをイメージしていただくとわかりやすいと思います。外の冷えには足首から下とお腹、そして首の後ろを冷やさない、ということがポイントです。ここが冷えると外邪を体に侵入させやすくなりますのでご注意を。レッグウォーマーや腹巻き、マフラーなどを活用して下さい。そして内寒についてはお腹の内部、すなわち内臓を冷やさない、ということ。暖かい家の中にいるとどうしてもアイスや冷たい飲み物を欲しくなりますよね。こういう生活習慣が内臓を冷やすことで体に冷えを作ってしまいます。温かいものを中心に食べることとキンキンに冷えたものはできるだけ避けることを心がけて下さい。

その他にも血液不足(血虚)、胃腸虚弱(脾虚)など様々な虚弱体質が原因の冷えには補血作用の高い婦宝当帰膠や胃腸の健康を支える健胃顆粒など体質に応じた漢方薬が非常に有効ですのでぜひご相談下さい!冷えは万病の元です。

2023年11月20日