季節的なものなのか、ここのところ「出血傾向」のご相談が増えております。

生理出血が止まらない、痔のお悩み、血便、血尿などなど。

こうした出血傾向の時にはその症状に応じた漢方薬を用いて行くのはもちろんですが、それらと合わせて当店で活躍してくれるのは「田七人参（でんしちにんじん）」です。

ちょっと説明しますと、そもそも田七人参にはサポニンという活性酸素を除去する強力な成分が含まれているため、田七人参の持つ作用により正常な血糖値を保持したり、血中コレステロールや中性脂肪などの脂質改善にもとてもこうかがあります。薬では期待できない善玉コレステロールの上昇にも期待が持てます。活性酸素は様々な病気を引き起こす原因であり、糖尿病をはじめとする成人病には活性酸素対策が重要です。例えば、身体の中の活性酸素はブドウ糖の消費を妨げたりするため体に影響があり、また、インシュリンの産出を減らすなど様々な事が判明しています。その活性酸素を除去し健康を取り戻す力があるのが田七人参、というわけです。

こうした様々な成人病対策にもなりえる一方で、田七人参には「止血」と「活血（かっけつ）」という２つの一見すると相反する能力を合わせ持っています。

出血傾向の場合は血を止める「止血」効果が。

また、成人病等の原因ともなる血液のトラブルには血液状態を改善させ、循環を高める「活血」の効果が。

例えば血液凝固阻害剤のように、「血液がつまらないようにはする一方で血液の凝固する力をも阻害する」というような一方通行副作用を伴う可能性のある西洋薬よりも安心して用いる事ができるかもしれません。

出血傾向に良い効果を得るという事で例えば打撲などの内出血症状などの改善を大変に早める力等もあります。

金以上の価値があると言われる田七人参。

私も愛飲しておりますが、健康づくりには多方面で活躍してくれること間違い無しの素晴らしい生薬です。