健康情報、漢方関連のトピックを掲載しています。

夏の疲れ そろそろ出てきていませんか?

お盆時期を過ぎましたがそろそろ夏のお疲れが出始めた皆さんもおられるのではないでしょうか?

漢方の考え方には、春夏秋冬の四季のほかに「長夏(ちょうか)」という季節があります。日本では8月下旬から9月中旬頃まで、夏と秋の季節の変わり目、ちょうど今頃の時期ですね。

真夏の時期に汗を多くかき、すっかりエネルギーを消耗していますと、この長夏の時期に動悸や息切れ、ほてり、夜の不眠などが表れやすくなります。これは漢方で言うところの「心(しん)」がすっかり弱ってしまっている状態で、麦味参顆粒(ばくみさんかりゅう)のような潤いとエネルギーを同時に回復できる漢方薬が効果的です。また、睡眠時刻が遅くなると体液はドンドンと消耗されますので夏の時期はとにかく早寝早起きを心がけましょう。冷たいものの過剰摂取にもご注意下さい。

「あーもう明日から会社行かなくちゃいかないのかー行きたくな0ーい」と家で子供のようにグデグデしておられるご主人の影に実は夏によるエネルギー消耗が潜んでいる可能性もありますのでその場合は漢方で是非労ってあげてくださいね。

・・ただ仕事したくないだけのようならその処遇は奥様にお任せしますが。

執筆:漢方のスギヤマ薬局 杉山卓也

2016年8月19日