健康情報、漢方関連のトピックを掲載しています。

夏時期の養生法

湿度が上がり、気温も上がる7〜8月(夏時期)は1年で最もエネルギーである「気」と体液である「水」を消耗する時期です。

また、蒸し暑さから冷たい水分を多く摂ってしまうことで胃腸系を壊して下痢になったり食欲不振になったりすることで更に「気」を作り出すことができなくなってしまう負の連鎖が生まれることもありますので注意が必要です。そこで7〜8月の生活養生をまとめていきたいと思います。

①まずは暑さと寒さの温度変化をできるだけ減らすこと
温度変化が5度以上あると人の自律神経は狂うとされています。炎天下の外から急激に寒いくらい冷房の効いているところに入るようなことを繰り返すと体はそれだけで大きく疲弊してしまいます。冷房の強いところに行く時には長袖の上着などを持っていき、できるだけ温度変化による影響を受けないようにしましょう。夏は水分摂取は必要ですが、常温の水分(糖分の入っていないもの)少量を少しずつ、というのがお勧めです。糖分の入った水分は体内にベタベタと停滞しやすく、だるさを引き起こします。また、冷たい水分は胃腸の機能を低下させますので、できるだけ避けつつどうしてもという場合は温かいものと一緒に摂るようにしましょう。
③部屋の湿度を一定にする
湿度は5〜60%程度を維持するようにすると心地よく過ごせます。除湿やドライ機能を活用しましょう。

④漢方薬を活用する
湿度の高さや水分の過剰摂取で体調を崩した場合には「勝湿顆粒」を。
夏の暑さでバテてしまった時には消耗する気と水を補える「麦味参顆粒」が効果的です。

元気に夏を乗り切りましょう!

2020年6月22日