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感染症対策・花粉症対策〜肺の力を鍛えよう

緊急事態宣言がじわりじわりと範囲拡大している今日この頃、
皆さんはいかがお過ごしでしょうか。

不安を感じている方も少なくないと思います。また、ウイルス感染のピークは今この辺りで通常のウイルスであれば気温と湿度が上がってくる3〜4月頃には収まってくるのことになるのですが、新型コロナウイルスの猛威が収まったとしても次には花粉症が控えている・・・結局一年中マスクは手放せないじゃないのよ!とお嘆きの方も少なくないと思います。

じつは感染症に対する免疫、抵抗力や花粉症などのアレルギー疾患に対する力を担うのは中医学では「肺」です。
肺は呼吸器だけではなく、皮膚や粘膜機能をコントロールし、大腸との関連性が高い場所として定義されており、腸内環境も肺の働きにリンクするところが大きく、腸内環境によりアレルギー疾患のコントロールができることからもわかるとおり肺の働きを良くすることでこうしたアレルギー症状を軽減させることができるというのは現場で私達も日々漢方薬を使いながら感じているところです。肺の力を強化する漢方薬としては衛益顆粒(えいえきかりゅう)などを使ったり、体の疲労度が高い場合は補中益気湯(ほちゅうえっきとう)などを使う場合もあります。

感染症予防もアレルギー対策も肺に加えて消化器系が弱い方は合わせて漢方薬などを使って機能改善を行うと更に効果が上がる場合もあります。きちんと自分にあった漢方薬をお使いいただくことで冬から春の健康不安にも大きな対抗策になりますのでお悩みの方はぜひご相談ください!

2021年1月18日