うまく大きな声が出せない、声が張れない、声に元気がないというも指摘されてしまう・・こんなお悩み、ありませんか？「声」は中医学的には心体を動かす「気」の充実と大きな関係があります。気が体に豊富にある方は元気のある声を出すことができますが、気が不足している「気虚（ききょ）」の状態にある方は声がかすれたり大きな声を出せないことが多くなります。

声がかすれてしまう方は「肺」の作り出す気である「肺気」が不足しているので冬虫夏草（とうちゅうかそう）や衛益顆粒（えいえきかりゅう）などの肺の働きを改善させる漢方薬を用いるとことで改善する場合があります、また、いつもと比べて自分の声が出せない、という場合で全身の倦怠感を強く感じている場合は胃腸系の働きが低下している「脾気虚（ひききょ）」の病態に陥っている可能性がありますので補中益気湯（ほちゅうえっきとう）や心脾顆粒（しんぴかりゅう）などの漢方薬で改善を見込めることがあります。

いずれにせよ気が不足してしまうと体を動かすことが難しくなってしまいますので声の不調を感じた時は「気の消耗」を意識して自分の体調を見直してみることをお勧めします。深呼吸を日常的に意識する、胃腸に優しい食生活を心がけるなど自分の内臓をいたわる気持ちをもって日々をお過ごしいただくことで元気な声を取り戻すことができると思います。もともと声が小さく状況を改善したい、あるいは声が出せなくなってしまったというお悩み、どちらでも対応できますのでいつでもご相談下さい。