健康情報、漢方関連のトピックを掲載しています。

5月病にならない生活養生を!

3月や4月は何かと精神的なお疲れが出やすい時期です。

それでも多くの方は「頑張らないと」と歯を食いしばってしまいがち。これは「周囲の人も頑張っているんだから」とか「自分だけ定時で帰るなんて申し訳ない」などという日本的な思考が問題なのだと思います。しかしながら個々の能力も体力も違いますし、周りに合わせれば無駄な残業が増えてしまうことになります。

こうした春の時期に必要のない負荷をかけ続けてしまうといつも以上にメンタルの疲れが蓄積しやすく、気がついた時には気力が無くなり何もしたくない・・体のだるさが取れない、という状況になってしまいます。これ、実は「5月病」の典型的な症状でもあります。この他にも不安感が強くなったり、「今までラクにできていたことができなくなった」「大好きだった趣味に興味が持てなくなった」「常に漠然とした不安があり落ち着かない」などの症状が出てくることもあり要注意です。

また、胃痛や食欲不振、頭痛、めまい、不眠などが起こることもあります。こうした症状が出始めたらまずはとにかく定期的に気晴らしをして自分の体やメンタルをリフレッシュさせること。これをしないで頑張り続けてしまうとどこかで身動きできなくなってしまうかもしれません。5月病は6月病・・というように長続きしてしまうこともあります。どうか兆候が現れた時には「なんとかなるさ」と放置したりせずにきちんと向き合って自分の心体を守る意識を持って下さい。

そのうえで疲労や緊張が取れないという時には漢方薬が非常に有効ですのでぜひご相談ください!

2023年3月28日