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本当の夏バテは夏の終りに起こります

夏は何とか乗り切ったぞ!よし!祝い酒だ!ビールもってこい!・・・とかやってると一気に体調崩します。と、いうよりは夏の間ずっとそんな感じでやってきたのにも関わらず調子を崩していないから大丈夫、とたかをくくっているとしたら・・危険信号です。実は夏の不調は夏の終りから秋にかけて一気に出てきます。主に調子が悪くなるのは「胃腸系」です。中医学の考えで行きますと長夏(夏の終り~秋にかけて)は脾(消化器系のコントロールを担う部位)の働きに不調が出やすい、とされています。

考えてみれば、夏の間中、暑い暑いと冷たいものを摂りまくったりしてしまいますと胃腸系はずっとダメージを受け続けているわけです。それでも健気な胃腸をはじめとした消化器系の臓器たちは懸命に体に不調を起こすまいと活動を続けるわけなのですが、それが夏の終りになり、暑さが和らぎますと気持ちが緩むのと合わせるかのように一気に不調として現れてしまうのです。

食欲不振、だるさ、むくみ、などの症状が具体的には現れますが、これらはダメージの蓄積によるものであるがゆえになかなか改善するのが難しく、不快な体調が継続して続くことになります。冷たい水分のとり過ぎで疲れた胃腸には

「勝湿顆粒」や、食欲不振の回復には「健胃顆粒」、お腹の軟便などにお悩みになっておられる場合には「健脾散」など脾系の不調には素敵な漢方薬がたくさんご用意できます。本当の夏バテはこれから。お悩みの方はぜひご相談くださいね!

2019年8月27日